学名:Pogostemon cablin
科名:シソ科
抽出部分:葉
ノート:ベースノート
パチュリはシソ科のハーブで、スモーキーで個性的な香りが特徴の精油です。
東洋での歴史は古く、パチュリはインドのタミール語で「緑の葉」を意味します。
和名は「かっ香」と言い、仏教では仏典にも出てくる重要な香りで、白檀や沈香と並ぶ大切な香料として、精神の錯乱や、心痛を治すとされています。
インドのカミール地方では、衣類を収納するときに虫よけとして布地の間にパチュリの葉を挟んでおく習慣があり、19世紀にはインド産のカシミヤショールが肌触りがいいとヨーロッパで人気になり、カシミール地方からこのショールが持ち込まれた時も、パチュリの香りがプンプンしたそうです。
また虫刺され、蛇にかまれた時の解毒剤として有名です。
肌への効果は、収れん作用、ゆるんだ皮膚をひきしめる作用があり、
また食欲をセーブしてくれる作用があるため、ダイエットのサポートとしても有効です。
強壮作用、抗うつ作用、催淫作用、殺真菌作用、殺虫作用、収れん作用、消炎作用、消毒作用、鎮静作用、テオドラント作用、利尿作用、うつ、心を落ち着かせる、下痢・腸炎、免疫力を高める、尿の出をよくする、静脈瘤、痔、性欲を高める、肌細胞の再生を促す、創傷、湿疹、ニキビ、水虫、虫刺され、傷んだ髪などに良いとされています。
★おすすめ利用法(芳香浴、入浴、トリートメント、ヘアケア、スキンケアなど)
※妊娠中は使用を避けましょう。また、粘度が高く水に分散しにくいという特性があります。香りの持続性が高く、手や衣服につくと落ちにくいので注意しましょう。